「~できる」という可能を表現するとき、 能願動詞(能・可以・会) を使う以外に、 「動詞+得+結果・方向補語」の形で 可能を表現することができます。
動詞と結果・方向補語の間に「得」を入れると結果・方向補語が可能補語になります。
<結果補語→可能補語>
吃饱(満腹する)→吃得饱(満腹できる)
听懂(聞いて理解する)→听得懂 (聞いて理解できる)
<方向補語→可能補語>
回来(戻ってくる)→回得来(戻ってこられる)
走出去(出ていく)→走得出去(出ていける)
■否定文
「得」を「不」に入れ替えると「~できない」という意味になります。
可能補語は否定文で使われることが多いです。
吃得饱(満腹できる)→吃不饱(満腹できない)
听得懂(聞いて理解できる)→听不懂(聞いて理解できない)
回得来(戻ってこられる→回不来 (戻ってこられない)
走得出去(出ていける)→走不出去 (出ていけない)
■疑問文
文末に「吗」を置く方法と肯定形と否定形を並べる反復疑問文があります。
nǐ kàn de dǒng zhōng wén bào ma
你 看得懂 中文报 吗?
あなたは中国語の新聞を見て理解できますか?
nǐ kàn de dǒng kàn bu dǒng zhōng wén bào
你 看得懂 看不懂 中文报?
<可能補語の目的語の位置>
目的語の位置は、基本的には可能補語の後ろに置きます。
wǒ tīng bu dǒng hànyǔ
我 听 不 懂 汉语。
私は中国語を聞いて理解することができない。