「一度行ったことがある」「30分休む」など、日本語 では動作の回数、時間量は述語(動詞や形容詞)の前にきますが、 中国語では逆で述語の後ろに来ます。
<動量詞>
「一下(ちょっと)」「~次(回数)」のように動作の回数を示すものを動量詞と言います。
述語の後ろに来ます。
wǒ qù guo yícì zhōng guó
我 去 过 一次 中国。
私は一度中国にいったことがある。
【主な動量詞】
趟 tàng (往復する回数)
场 chǎng (演劇やスポーツなどが行われる回数)
遍 biàn (始めから終わりまで一通りの回数)
顿 dùn (食事、殴打、叱責などの回数)
一 下 yí xià (ちょっと)
次 cì (動作の回数)
述語に目的語がある場合、目的語が一般の事物であれば、
目的語は動量詞の後に置きます。
目的語が代名詞であれば、目的語は動量詞の前に置きます。
●動詞+動量詞+目的語(一般の事物)
wǒ chī guo yícì zhè ge cài
我 吃 过 一次 这个菜。
私はこの料理を一度食べたことがある。
wǒ kàn guo liǎng biàn zhè běn shū
我 看 过 两遍 这本书。
私はこの本を2回読んだことがあります。
●動詞+目的語(代名詞)+動量詞
wǒ lái guo zhèli sāncì
我 来 过 这里 三次 。
私はここに三回来たことがあります。
wǒ jiàn guo nǐ yícì
我 见 过 你 一次 。
私はあなたに一度会ったことがある。
目的語が地名や人名の場合はどちらが先になってもかまいません。
tā lái guo dōng jīng yícì
他 来 过 东京 一次 。
彼は東京に一度来たことがある。
tā lái guo yícì dōng jīng
他 来 过 一次 东京 。
<時間量>
時間量とは動作や状態がどれぐらいの時間続くのかをいいます。
時間量も述語の後ろに来ます。
【主な時間量】
一 个 小 时 yí ge xiǎo shí (一時間)
一 天 yì tiān (一日)
一 个 月 yí ge yuè (一ヶ月)
一 年 yì nián (一年)
tā xiū xi le yì tiān
他 休 息 了 一 天。
彼は一日休息した。
述語に時間量以外の目的語があるときの語順は次の2通りの方法があります。
●動詞+目的語+動詞+時間量tā xué hàn yǔ xué le sān nián
他 学 汉 语 学 了 三 年。
彼は中国語を三年間学んだ。
wǒ dǎ diàn huà dǎ le shí fēn zhōng
我 打 电 话 打 了 十 分 钟。
私は10分間電話をしました。
tā xué le sān nián de hàn yǔ
他 学 了 三 年 的 汉 语。
彼は中国語を三年間学んだ。
wǒ dǎ le shí fēn zhōng de diàn huà
我 打 了 十 分 钟 的 电 话。
私は10分間電話をしました。